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「身を切る改革」という言葉を政治家が使い始めたのは、いつからだったろう。私の記憶では1989年以降の政治改革論議で衆院への比例代表並立制導入が決まったころからだったように思う。
例えば91年9月の国会質疑。新しい選挙制度の導入に伴って、衆院議員の総定数を減らすことが議論になった際、当時の海部俊樹首相は、こう答えている。
「定数削減を望む国民世論を勘案し、身を切る改革を決断した」
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