小室眞子さんで耳目集めた「複雑性PTSD」の生きづらさとは

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小林エリコさん。複雑性PTSDと診断を受けるまでの生い立ち、その後の生活を赤裸々にエッセーにつづっている=本人提供
小林エリコさん。複雑性PTSDと診断を受けるまでの生い立ち、その後の生活を赤裸々にエッセーにつづっている=本人提供

 秋篠宮さまの長女、小室眞子さんが診断されたことで耳目を集めた「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」。しかし、多くの患者がどのような原因で、どのような症状に苦しんでいるのかはあまり知られていない。「長い間、死ぬことばかり考えていました。周囲が、当たり前のように生きているのがとても不思議でした」、そう語る当事者の声を聞き、この病気の「生きづらさ」を考えたい。【生野由佳/デジタル報道センター】

※記事には性被害やいじめの描写が含まれています。閲覧にご注意ください。

繰り返す性的虐待、暴力

 自らの体験をエッセーにつづる作家、小林エリコさん(44)は現在、複雑性PTSDの治療を受けている。

 その生い立ちは想像を絶する。

 1977年生まれ。会社員の父親、専業主婦の母親、3歳年上の兄の4人家族だった。

 小学2年のころ、同じ部屋で寝ていた兄から体を触られるようになった。

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