住民「よく生きていたな」 米軍機投棄の燃料タンク、民家近くに

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米軍が投棄した燃料タンクの一部とみられる部品を撤去する米軍関係者=青森県深浦町の町役場付近で2021年12月1日午後2時29分、丘絢太撮影
米軍が投棄した燃料タンクの一部とみられる部品を撤去する米軍関係者=青森県深浦町の町役場付近で2021年12月1日午後2時29分、丘絢太撮影

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が11月30日に県内で燃料タンク2個を投棄し、うち1個とみられる部品は民家から約20メートル離れた国道で発見されたことが判明した。

 燃料タンクが見つかったのは、深浦町役場に近く、JR五能線もそばを走る町中心部の国道付近。民家が点在し、最寄りの住宅からはわずか約20メートルの距離だった。この家に住む看護師の島元由香利さん(54)は当時、家で「ドーン」という大きな音を聞いた。外に出ると油の臭いが立ち込めていたという。「よく生きていたなと思う。一歩間違えれば家が潰れて死んでいた。許せない」と語気を強めた。近くに住む漁業の千崎輝夫さん(83)は「最初は地震かと思った。米軍が置かれていることは危険と隣り合わせなん…

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