「歌舞伎進化させた」中村吉右衛門さん 惜しむ声絶えず

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興行の大入りを願う「まねき上げ」で清めの塩をまく中村吉右衛門さん(左)ら=名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館で2015年10月2日午前11時9分、大竹禎之撮影
興行の大入りを願う「まねき上げ」で清めの塩をまく中村吉右衛門さん(左)ら=名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館で2015年10月2日午前11時9分、大竹禎之撮影

 時代物から世話物までを自在に演じる歌舞伎界屈指の立ち役俳優で文化功労者、人間国宝、日本芸術院会員の中村吉右衛門(なかむら・きちえもん、本名・波野辰次郎=なみの・たつじろう)さんが11月28日、心不全のため死去した。

 苦闘し、芸の研さんに励み続けた俳優人生だった。11月28日に亡くなった歌舞伎俳優、中村吉右衛門さんは、名優の跡取りたることに思い悩みながらも精進を重ね、ついには「自分は役者になるために生まれてきたのではないかと思うようになりました」と語るまでになった。観客を魅了し続けた吉右衛門さんの訃報に、惜しむ声が上がった。

 吉右衛門さんは今年3月28日の舞台出演後、知佐夫人と東京都内のホテルで食事中に倒れて緊急入院し、亡くなる日まで加療を続けていた。

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