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新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されたとはいえ、多くの医療機関は感染予防のため入院患者らとの面会制限を設けている。
そんな中、東京都健康長寿医療センター(東京都板橋区)は、入院患者と家族との面会の機会をできるだけ設けようと工夫をこらし、高齢者を中心とした患者のQOL(生活の質)の維持に効果を上げているという。
センターの前身は、1872(明治5)年に渋沢栄一の肝いりで作られた「東京養育院」。現在の入院患者の年齢構成は80歳以上が半分程度を占め、認知機能が低下しているとみられる患者も多いという。家族と面会できないと、入院しているお年寄りの表情が硬く言葉も少ないと感じた看護部長の太田日出さんはコロナ下で「オンライン面会」を実現しようと、タブレット端末を使って画面越しに家族と面会する試みを始めたところ、患者…
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