「悲惨さ次世代へ伝える」 資料集「下関空襲の全貌」発行 日米開戦から80年 /山口

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下関歴史探究倶楽部会長 大濱さん小学校で平和授業

 旧日本軍による真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まってから8日で80年を迎える。戦争中の1945(昭和20)年、下関市は大規模な空襲を受けて多くの戦死者を出した。当時を知る人が少なくなる中で、下関歴史探究倶楽部(くらぶ)会長の大濱博之さん(74)は「戦争の悲惨さを次世代に伝えていきたい」と話し、写真や記録、証言などでつづる資料集「記録写真と資料による太平洋戦争の記憶 下関空襲の全貌」を発行、県内各地の小学校で開かれる平和学習の授業で戦争に関する話を続けている。【部坂有香】

 下関市王司出身の大濱さんは元下関市職員で、市教育委員会で文化財の担当をしていた。90年1月、同市小月にあった写真館の倉庫から約1000枚のガラス板写真が見つかり、陸軍小月航空隊の軍人が写っていることが判明。大濱さんはそこから、関係者を訪ね歩いて情報収集を始めた。調査を進めるうち、小月基地に所属して戦死した隊員の最後を知りたいと願う遺族らと出会い、丹念に資料を集めて約30年がかりで1冊の資料集にま…

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