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イスラエル 停戦半年 ガザ空爆、言葉失った8歳 母・姉ら死亡、心に傷

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イスラエルの空爆で家族5人を失ったリヤド・エーシュクンタナさん(右)と次女のスージーさん=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で11月16日
イスラエルの空爆で家族5人を失ったリヤド・エーシュクンタナさん(右)と次女のスージーさん=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で11月16日

 5月に起きたパレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘は、一時停戦してから半年が過ぎた。イスラエルに空爆されたガザの復興は進まず、子供たちの心の傷は今も癒えていない。

 「あの日から私たちは変わってしまいました」。ガザ市に住むリヤド・エーシュクンタナさん(42)はそう話す。5月16日午前0時。ハマスがイスラエルの商都テルアビブにロケット弾を撃ち込んだ。アパート3階の自宅でニュースを見ていたリヤドさんは「激しい報復が来る」と直感した。約40分後、巨大な爆撃音とともに四方の壁が崩れ落ちた。自宅アパートが狙われたのだ。すぐに妻と子供の寝室に向かったが、崩壊する建物に自身ものみこまれた。

 気づけば目の前は真っ暗。体にはがれきが積み重なっており、動くことができない。近くで長女ダーナさん(9)と次男ゼインさん(2)の苦しむ声が聞こえたが、やがてそれも聞こえなくなった。救出されたのは約6時間後。その約4時間後に奇跡的に次女のスージーさん(8)が助け出されたが、妻(30)とその他の4人の子供は命を落とした。

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