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2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川水系の河川整備基本方針の変更に関する審議資料について、国土交通省は2日、被災家屋の写真で示した洪水痕跡の高さが約60センチずれるなど17カ所で誤りがあったと明らかにした。
河川整備基本方針は、長期的な視点に立った河川整備の考え方。有識者でつくる社会資本整備審議会河川分科会の意見を聴き、国交相が定める。
誤りがあったのは、7月以降の小委員会4回と分科会1回で国交省が示した資料。球磨村の球磨川支流沿いの家屋が九州豪雨で約4メートル浸水した痕跡を示した写真では、実際より約60センチ低い位置に同省が線を書き込んでいた。誤りの理由について同省の担当者は「別の資料から写真を転載する際に線の位置がずれた」と説明。他にも過去の洪水時の降雨データや、洪水要因の記載なども誤っていた。
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