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あの人がいなければ-精子提供の今-

当事者への取材から、精子提供の今を追いました。

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あの人がいなければ-精子提供の今-

「将来、個人情報が明かされるかも」 精子ドナーが減る理由

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慶応大病院の田中守教授=東京都新宿区の同病院で2021年9月17日午後2時31分、中川友希撮影
慶応大病院の田中守教授=東京都新宿区の同病院で2021年9月17日午後2時31分、中川友希撮影

 夫以外の第三者からの精子提供による人工授精(AID)では、医療機関に精子を提供する人(ドナー)が減っている。医療機関でのAIDが縮小し、インターネットで精子提供が広がる要因にもなっている。ドナー不足を解消しようと、6月には国内初の民間精子バンクの運営が始まった。【中川友希】

ドナー不足で患者受け入れ停止5施設

 日本産科婦人科学会(日産婦)にAID実施機関として登録している医療機関は全国に12ある。記者は12施設に実施状況を問い合わせた。9施設から回答があり、5施設がAIDの初診の予約を停止していた。5施設全てがドナー不足を理由に挙げ、過去5年以内に停止した施設が三つだった。一方で、予約を受け付けている施設では、初診の予約からAIDを実施するまでに必要な期間は最大で3カ月だった。患者の検査やカウンセリン…

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