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不祥事反省、新たな境地 優勝争い12勝、再入幕の阿炎

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貴景勝(左)を攻める阿炎=福岡国際センターで2021年11月26日、徳野仁子撮影
貴景勝(左)を攻める阿炎=福岡国際センターで2021年11月26日、徳野仁子撮影

 大相撲九州場所で最後まで優勝を争ったのは、7場所ぶりに再入幕した阿炎(27)=錣山部屋=だった。不祥事で番付を一時下げたが、元小結の実力者で、12勝3敗と幕内では自己最多の白星を重ねた。好調の要因はどこにあったのか、大相撲担当記者として考えた。

 身長188センチ、体重154キロの阿炎は、長い腕を生かした突き押しが特徴的だ。新入幕の2018年初場所で10勝して敢闘賞を初受賞し、翌場所も10勝で幕内上位に定着。19年名古屋場所で小結に昇進した。だが、高いレベルでの安定感が続かない。伸び悩みを感じさせていた20年7月、新型コロナウイルス感染防止のガイドラインに違反し、3場所出場停止などの処分を受けて一時は幕下に転落した。

 安定感を欠くのは、突き押し自慢の力士につきまとう課題だ。立ち遅れてもじっくりと形を作って攻めに転じられる四つ相撲に比べ、突き押し相撲は立ち合いで100%の集中力を発揮しなければならない。

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