横浜のロープウエー、聴覚障害者の単独利用拒否 各地で対応に差

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聴覚障害者の1人での利用を断っていた「YOKOHAMA AIR CABIN」=横浜市中区で2021年4月17日午前11時11分、吉田航太撮影
聴覚障害者の1人での利用を断っていた「YOKOHAMA AIR CABIN」=横浜市中区で2021年4月17日午前11時11分、吉田航太撮影

 横浜市中区で7月、聴覚障害のある女性がロープウエーに1人で乗ろうとしたところ障害を理由に利用を断られたことが、関係者への取材で判明した。事業者は聴覚障害者の単独での利用は断るようマニュアルに定めていたという。国土交通省が事業者に行政指導した。現在は対応が改善されたものの、聴覚障害者団体からは「聴覚障害があってもロープウエーを楽しめるようにしてほしい」との声が上がっている。

 ロープウエーは4月に開業した「YOKOHAMA AIR CABIN」。JR桜木町駅前からみなとみらい21地区の運河パークまで片道約630メートルをつなぎ、最高40メートルの高さから360度のベイエリアの景観を眺めることができる。ホームページでは「世界最先端の都市型循環式ロープウェイ」とうたい、全てのゴンドラ(8人乗り)に車椅子のまま乗れるなどバリアフリー対応であることを強調している。

 関係者によると、市内に住む女性が7月に1人で乗ろうとした際、係員から介助者なしでの利用を断られた。係員が用意してあった文書を示して同乗することを提案したが、女性は断って立ち去った。

運営業者「緊急時の孤立回避のため」

 ロープウエーを運営…

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