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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「死とは再生すること」遺族の悲しみほぐす 新井満さんの死生観

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「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞した新井満さん=東京・丸の内の東京会館で1988年7月
「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞した新井満さん=東京・丸の内の東京会館で1988年7月

 私のお墓の前で泣かないでください――。3日死去した新井満さんが翻訳と作曲を手掛け、大ブームになった「千の風になって」。大切な誰かを失い、悲しみに暮れる人に「死者の声」を届けるその歌詞は、多くの日本人の心を癒やし、励ました。

 「この歌には『死とは再生すること、命とは永遠に不滅なのだ』というメッセージが込められている」。2007年、テノール歌手秋川雅史さんが歌った同曲のシングルCDの売り上げが100万枚を超えた際、新井さんはこうコメントした。

 妻を亡くした友人のために、新井さんが米国に伝わる作者不詳の詩「ア・サウザンド・ウインズ」を翻訳し曲を付けた。「この歌を聴いて死後は自然と一体化できると思うと気持ちが楽になり、死への恐怖が薄まるのではないか」と語っていた。

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