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学校とわたし

著名人が自身の学校生活を振り返ります。喜びや悩み、思い出がいっぱい。

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好きな詩で、世界が広がる=詩人・文月悠光さん

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札幌市出身の詩人、文月悠光さん=本人提供
札幌市出身の詩人、文月悠光さん=本人提供

文月悠光(ふづき・ゆみ)さん

 文章を書き始めたのは小学2年でした。友達から2行ほどの書き出しの続きを「書いて」と手渡されたのがきっかけです。リレー小説の形でクラスメートで回したり、挿絵を付けたりして1冊の本を合作しました。とても楽しく、他の友達がやめても自分だけで書き続けました。

 詩作はその延長です。詩は短くて、端的で、自由。「いつ・どこで・誰が・何を」がなくても成立します。小学4年から日記の隅に書いていました。「作家になろう」という思いも強く、作家になる方法をネットで調べ、児童文学作家の芝田勝茂さんの掲示板に詩を書き込みました。芝田さんには、褒められた一方で、子ども扱いはされませんでした。「ものを書く世界は、自分の力や可能性を認めてくれる場所なのではないか」と期待が膨らみました。

 中学に入ると「スクールカースト」が明確になり、運動ができたり、明るい性格だったりする人がリーダーシップを握るようになりました。おとなしかった私は自信をなくし、詩を書いていることを知られないようにしていた。教室にいる時の違和感や校則への反発などを詩に込めました。

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