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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はやぶさ2、祝福と反省と「!」と 津田PM・橘教授が語る帰還1年

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小惑星リュウグウの石の分析に向けて、津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー(左端)から試料を受け取る橘省吾・東京大教授(右から2人目)ら=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2021年6月17日、永山悦子撮影
小惑星リュウグウの石の分析に向けて、津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー(左端)から試料を受け取る橘省吾・東京大教授(右から2人目)ら=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2021年6月17日、永山悦子撮影

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの「お宝」をたっぷり地球へ届けてから1年を迎えた。昨年12月6日未明、オーストラリアの砂漠へ、リュウグウの石や砂の入ったカプセルが帰還した。帰還1年に合わせ、プロジェクトチームの津田雄一・宇宙航空研究開発機構(JAXA)プロジェクトマネジャーと、現在、リュウグウの物質の分析に取り組む橘省吾・東京大教授に毎日新聞へメッセージを寄せてもらった。

 津田さんは「欧米の探査仲間から、あなた方は宇宙探査のハードルをめちゃくちゃ上げた。なんてことしてくれたんだ!」と祝福されたと明かしつつ、「技術に100%はないことは肝に銘じなければならない。よい技術は、よい挑戦とよい失敗を糧に育てるもの」と、先代のはやぶさから始まった挑戦の大切さを訴える。

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【はやぶさ2】

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