別府温泉、2カ所掘削禁止へ 「泉温低下の恐れ」で54年ぶり拡大

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別府温泉の湯けむり=大分県別府市で2013年1月5日、足立旬子撮影
別府温泉の湯けむり=大分県別府市で2013年1月5日、足立旬子撮影

 大分県は7日、別府温泉(別府市)の泉温が低下する恐れがあるとして、新たな掘削を認めない特別保護地域に2カ所を追加指定すると発表した。来年4月1日施行で、別府温泉で特別保護地域が拡大するのは54年ぶり。市中心部の温泉では過去約50年間で泉温が8・5度低下したデータがあり、広瀬勝貞知事は「『おんせん県』だからこそ、将来も使えるようにするのは今を生きる我々の責任」と話した。

 温泉法では、温泉の湧出(ゆうしゅつ)量や温度、成分に影響を及ぼさない場合は掘削を認めている。別府温泉は鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)など八つの温泉からなり、近年は温泉の農業利用や温泉熱を利用したバイナリー発電が増加。市中心部では1962年に59度だった源泉の温度が2017年には50・5度まで低下しており、県と市が温泉資源調査を実施したところ、今後も緩やかに低下する恐れが出てきた。

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