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2021年もあと約3週間ですね。そして、埼玉を舞台に始まった大河ドラマ「青天を衝(つ)け」は26日、いよいよ最終回を迎えます。今年最後の本欄では、改めて大河と渋沢栄一を語らせてください。やはり、約1年半の間、さいたま放送局が一丸となって取材やイベントに取り組んだテーマだったので。
渋沢が愛した郷里・血洗島(深谷市)の獅子舞の撮影が嵐山町で行われたのが、昨年9月。私の取材もここから始まりました。以後、主演の吉沢亮さん、春日部市出身で徳川慶喜役の草彅剛さん……と計14人の出演者にインタビューしました。テーマ音楽を作曲した佐藤直紀さん、N響を指揮した渋沢栄一のひ孫である尾高忠明さんへの取材も忘れられません。みなさん、熱い思いを口々に語ってくれましたし、改めて「大河の熱量ってすごい」と感じました。
一方で、私は「埼玉ゆかりのドラマをPRしないと」という当初の意識から一歩踏み出し、渋沢栄一の歩みや残したことにも引かれるようになりました。渋沢史料館(東京・北区)の井上潤館長、渋沢の孫でエッセイストの鮫島純子さんといったゆかりの人たちの話を聞き、すごさや魅力を教えられました。
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