再考エネルギー

余るのに増額「水素予算」 燃料電池車普及、目標4万台→実際は5000台 下がる執行率「減額すべきだ」の声

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水素ステーションで充塡(じゅうてん)を終えたFCV。利用客はまばらで閑散としている=東京都品川区で2021年10月、高橋祐貴撮影
水素ステーションで充塡(じゅうてん)を終えたFCV。利用客はまばらで閑散としている=東京都品川区で2021年10月、高橋祐貴撮影

 「夢の自動車」。走行時に温室効果ガスを排出せず、エネルギー効率も高いことからそう呼ばれてきた水素で走る燃料電池車(FCV)。ガソリンに代わる次世代環境車の切り札として期待されているが、肝心の水素燃料補給所の普及が進まない。整備を後押しする補助事業も予算が使われないほど低調だ。しかし、投じられる予算額は毎年のように拡大。予算と実態の隔たりを探った。【高橋祐貴、杉山雄飛、和田憲二】

 10月上旬、東京都内にあるENEOS(エネオス)の水素ステーション。FCVの燃料となる水素の補給所だ。幹線道路沿いにもかかわらず、平日の午後5時から2時間、訪れた車はトヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」のみだった。

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