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立憲・泉氏、対決路線転換で「埋没」ジレンマ 首相と重なる主張も

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衆院本会議で代表質問をする立憲民主党の泉健太代表(手前)。奥右は岸田文雄首相=国会内で2021年12月8日午後1時15分、竹内幹撮影
衆院本会議で代表質問をする立憲民主党の泉健太代表(手前)。奥右は岸田文雄首相=国会内で2021年12月8日午後1時15分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問が衆院本会議で始まった8日、11月末に就任したばかりの立憲民主党・泉健太代表が「党首デビュー」を果たし、政権批判一辺倒にとどまらない「政策立案型」政党への転換を掲げた。だが、批判を封印することで与党や他の野党の間で埋没することを懸念する声も根強く、党勢が回復できるかは不透明だ。

党内から「批判せぬ野党に意味ない」

 「立憲はさまざまな問題を起こす政府与党と闘いつづけてきたが、それのみの政党ではない」

 国会デビューとなった立憲の泉氏は8日の代表質問で、新型コロナウイルス禍を受けた18歳以下への10万円全額現金給付、金融所得課税引き上げに向けた段階的着手、人権問題に関与した外国人などに制裁を科すことを可能にする「マグニツキー法案」の検討など17項目に及ぶ提案を繰り出し、「立憲は政策立案型の政党だ」と強調した。

 10月の衆院選で敗北した立憲にとって、党再建と支持率回復は待ったなしの課題。そのために泉氏が最重視するのが「批判ばかり」と言われた枝野幸男前代表の対決路線から提案路線への転換だ。泉氏は首相が6日の所信表明演説で打ち出した「人に温かい資本主義」について「よい言葉だ。私も党の代表選で1番目に訴えたのが『人にやさしい持続可能な資本主義』だ」と語りかけ、対決型からの脱却を印象づけた。

 さらに、泉氏は枝野氏が選挙協力を進めてきた共産との距離の見直しにも意欲を見せている。代表質問では、岸田首相や共産の志位和夫委員長と誕生日が同じ(7月29日)ことに言及。「その両名のど真ん中で、これからの日本に必要なことを遠慮なく申す」と述べ、自民とも共産とも距離を取る「穏健中道路線」を目指すことを強調した。

 だが、政権への批判を封印すれば、国会で埋没しかねないジレンマも抱える。党内のリベラル系議員からは…

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