ヨーロッパ企画、2年ぶり本公演「九十九龍城」 魔窟をのぞき見る「トライブ感」

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「九十九龍城」の記者発表に臨んだ「ヨーロッパ企画」のメンバーら=大阪市北区で2021年11月17日午後2時38分、反橋希美撮影
「九十九龍城」の記者発表に臨んだ「ヨーロッパ企画」のメンバーら=大阪市北区で2021年11月17日午後2時38分、反橋希美撮影

 京都を拠点とする人気劇団「ヨーロッパ企画」の新作公演「九十九龍城(きゅうじゅうくーろんじょう)」が18日から、全国11都市で上演される。新型コロナウイルス禍の影響で、本公演は2年ぶり。作・演出を手がける劇団代表の上田誠は「本公演は特別で感慨がある。やっとこの時が来た」と意気込む。

 モチーフになったのは、かつて存在した香港の巨大スラム「九竜城」。密入国者らが流入し、増築を繰り返したアパートの集合体で、無法地帯とも化した異様さから「東洋の魔窟」とも呼ばれた。「写真でしか見たことがないが、善悪を超えたすごみのある建築物だと感じた」と上田は言う。

 今作はパラレルワールドにある九十九龍城が舞台。刑事2人がある事件の情報を探すため、しぶしぶ部屋をのぞき見る。「劇団の公演を見ることは、別の発展を遂げたトライブ(部族)の営みを見るような感じがある。そんな“トライブ感”を見てもらうには、魔窟劇がいいのではと思った」と話す。

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