米主催の「民主主義サミット」開幕 110の国・地域招待、狙いは

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バイデン米大統領=ワシントンで2021年11月15日、AP
バイデン米大統領=ワシントンで2021年11月15日、AP

 バイデン米大統領が主催する「民主主義サミット」が9日、オンライン形式で開幕した。世界の約110の国・地域が招待され、10日までの2日間の日程で、専制主義の台頭や民主主義の再生、促進などについて意見を交わす。バイデン政権は、中国やロシアを念頭に米国主導で民主的な価値を共有する国・地域の結束を図る考えだ。

 サミット開催はバイデン氏の大統領選からの公約。バイデン氏は冒頭で演説し「民主主義は継続的で憂慮すべき挑戦に直面している。民主的な制度の強化には不断の努力が必要だ」と呼びかけた。米国自身についても「社会の分断を癒やすための継続的な闘いでもある」と言及。専制主義に対しては「自らの権力を高め、世界中に影響力を拡大し、抑圧的な政策を現在の課題に対応するより効果的な方法として正当化しようとしている」と指摘…

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