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オミクロン株「重症化割合低い」 南ア病院グループ初期分析

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研究用に準備されたオミクロン株のサンプル=南アフリカで2021年12月8日、AP
研究用に準備されたオミクロン株のサンプル=南アフリカで2021年12月8日、AP

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、南アフリカの大手病院グループ「ネットケア」は8日、「過去の新型コロナの流行に比べて、重症化する割合がはるかに低い」とする初期の分析をまとめた。「この傾向が続けば、一部の例外を除いて初期診療のレベルで対処できる」と見ている。

 南アでは昨年3月に最初に新型コロナの感染拡大が始まった後、ベータ株、デルタ株が広がり、過去3度の流行があった。過去の流行でネットケアは計12万6000人を治療し、うち5万5000人が入院した。入院患者の多くが酸素吸入を必要とし、4分の1は集中治療室(ICU)で治療を受けた。

 一方、今回のオミクロン株による「第4波」では以前と比べて急激な感染拡大が続いており、8日の新規感染者は1万9842人で検査陽性率も26・8%に上る。ただネットケアの8日時点の新型コロナ入院患者は337人で、3000人を超える患者を受け入れて病床が逼迫(ひっぱく)した以前の流行とは大きく異なっている。さらに現在の入院患者の9割は別の病気やけがで入院した際の検査で陽性が判明したケースで、酸素吸入を必…

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