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都市対抗野球2021

社会人野球日本一を決める第92回都市対抗野球大会(11月28日~12月9日)に関する特集サイトです。

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「先発でいきたい」東京ガス・臼井が監督を説得した理由 都市対抗

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【大津町(ホンダ熊本)-東京都(東京ガス)】力投する東京都の先発・臼井=東京ドームで2021年12月9日、北山夏帆撮影
【大津町(ホンダ熊本)-東京都(東京ガス)】力投する東京都の先発・臼井=東京ドームで2021年12月9日、北山夏帆撮影

 第92回都市対抗野球大会最終日は9日、東京ドームで決勝が行われ、東京都・東京ガスが大津町・ホンダ熊本を6―5で破り、初優勝した。「絶対的な抑え」として勝利に導いてきたエースが決勝で託されたのは「先発」だった。

 中盤以降でリードを奪えば、エースを投入して逃げ切る。それが東京都の今大会の必勝パターンだ。初の決勝の舞台。先発マウンドに向かったのは、その臼井浩(いさむ)投手だった。

 今大会初先発で「序盤で相手の戦意を喪失させる」と快調に飛ばした。140キロ台後半の直球にフォークを織り交ぜ、五回まで2安打しか許さない。六回2死からソロ本塁打を浴びたが、投球のリズムが崩れることなく7回1失点。後を継いだ投手陣が1点差まで迫られたが、最後は涙でスタッフに抱えられながら歓喜の輪に加わった。何度も都市対抗を経験してきた大黒柱が、5年目にして初の決勝で初勝利をつかんだ。

 準決勝まで登板した3試合はいずれも抑えで、終盤のピンチをしのいできた。計7回3分の2を投げて失点はわずか「1」。前日の準決勝でも九回に登板した。山口太輔監督は決勝で三宮舜投手を先発させ、臼井は抑えで…

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【都市対抗野球2021】

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