北京大会副団長は元トップスイマー 桜間裕子さん「潤滑油に」
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競泳の元学生王者で、かつては青年海外協力隊員、そして現在は女性スポーツの研究者――。異色の経歴の持ち主が、2022年3月開幕の北京冬季パラリンピック日本選手団の副団長に就任した。日本選手団への同行は3回目となる桜間裕子さん(49)=順大女性スポーツ研究センター・シニアマネジャー=は、東京パラリンピックを契機に注目されたパラスポーツの明かりをともし続ける覚悟だ。【聞き手・岩壁峻】
――副団長就任の率直な思いを聞かせてください。
◆打診を受けたのは、7月でした。「なぜ私?」と驚いた。ただ、私は日本パラリンピック委員会(JPC)の事務局総務として08年北京パラリンピックに同行しており、JPC側から「新型コロナウイルスの影響もあり、海外の大会では何が起こるか分からない。臨機応変に対応してくれる人材を探している中で、名前が挙がった」という説明を受けた。1カ月ほど悩んだが、「私にできることを一生懸命やればいい」と考え、引き受けることにした。その直後に東京パラリンピックが開催されたので、競泳やゴールボール、トライアスロンなどの会場を視察した。
――パラスポーツと関わるきっかけは何だったのでしょうか。
◆大学卒業まで競泳に打ち込み、…
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