王者阻んだ大分のGK高木 古巣相手に神懸かり的セーブ連発

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【川崎-大分】PK戦で川崎・山根のシュートを止める大分のGK高木=等々力陸上競技場で2021年12月12日、宮武祐希撮影
【川崎-大分】PK戦で川崎・山根のシュートを止める大分のGK高木=等々力陸上競技場で2021年12月12日、宮武祐希撮影

○大分1―1(PK5―4)川崎●(12日・等々力)

 大分がGK高木を中心に粘り強く守り、PK戦を制した。延長後半に失点したが、エンリケトレビザンが土壇場で同点のヘディングシュートを決め、PK戦は7人中5人が決めた。

 神懸かり的なセーブを連発してきた大分のGK高木は、PK戦でも集中していた。止めれば勝ちの7人目。川崎・山根のキックを右手ではじいた瞬間は、勝ったことに気づかなかった。ピッチに駆け込んできた味方の姿を見て「これで勝ちか」と思うほど、神経を研ぎ澄ませていた。

 J1を連覇した川崎に対し、大分はJ2に降格する。戦力差は歴然としているが、片野坂監督は「0―0の状況を長くし1チャンス、2チャンスを狙う」と、中央の守りをしっかりと固め、少ないであろう勝機に懸けた。

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