中国、仮想通貨を排除 電力消費無視できず、脱炭素でやり玉に デジタル人民元の準備加速

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デジタル人民元の実用化を急ぐ中国人民銀行=北京で2019年、赤間清広撮影
デジタル人民元の実用化を急ぐ中国人民銀行=北京で2019年、赤間清広撮影

 中国政府がビットコインなど仮想通貨(暗号資産)の徹底排除に乗り出している。その徹底ぶりは世界でも類を見ない厳格さだ。なぜ、ここまでこだわるのか。

 「国有機関の関わる『採掘(マイニング)』活動を厳しく調べる」――。中国の経済運営の司令塔である国家発展改革委員会の孟魏報道官は11月中旬の記者会見で、仮想通貨に関わる新たな取り締まりに意欲を示した。中国は2017年、国内の仮想通貨取引所を閉鎖させ、仮想通貨の国内普及に待ったをかけた。それに続き、今年9月には中国人民銀行(中央銀行)が仮想通貨の「全面禁止」に踏み込む通知を出した。

 通知は、仮想通貨が「法定通貨と同等の法的地位を有していない」として国家の保護対象ではないことを明示。仮想通貨の金融派生商品の取引禁止▽関連取引のための情報提供サービスの禁止▽人民元との交換の禁止――などを打ち出した。発改委によるマイニング規制もこうした全面禁止策の一環だ。

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