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福岡で麺類といえばラーメンやうどんが有名だが、筑紫野市天山(あまやま)でそば店「十割蕎麦(そば)かぜのたみ」を営む長友寿雄さん(48)は、県産のそばの認知度を高め、ブランド化する取り組みを意欲的に進めている。
長友さんは田川市出身で25歳の時から4年間、大分・湯布院のそば店で修業。うち2年間は福島・会津でそばを買い付け、製粉、販売なども経験し、原料の大切さを学んだ。田川市で独立し、2005年に筑紫野市の現在の古民家に移転した。
全国のそばどころから取り寄せるそばを自家製粉して打ち、提供している。ただ、県産は2割程度で、朝倉市やうきは市、福智町などの生産者から仕入れ、今夏からは筑紫野市内のそば農家とも取引を始めた。長友さんは「福岡のそばは粘りが弱いといわれるなど発展途上」と話し、土壌や刈り取り時期などについて生産者と意見交換をしながら共により品質の良いそば作りを目指している。
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