統一王者・井上尚弥、圧巻のTKO劇 「Sバンタム級も視野に」

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二回、アラン・ディパエン(左)を攻める井上尚弥=東京・両国国技館で2021年12月14日、長谷川直亮撮影
二回、アラン・ディパエン(左)を攻める井上尚弥=東京・両国国技館で2021年12月14日、長谷川直亮撮影

 世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級タイトルマッチ12回戦が14日、東京・両国国技館であり、統一王者の井上尚弥(28)=大橋=がIBF同級5位のアラン・ディパエン(30)=タイ=と対戦し、勝利した。

 相撲の聖地である両国国技館で「横綱相撲」を見せつけた。井上尚が圧巻のTKO劇で格の違いを示した。

 猛攻に次ぐ猛攻。それでも序盤で試合が終わらなかったのは、ディパエンの「根性」が想定以上だったからだ。「本当に効いているのか」と、少々うんざりした表情も浮かべた井上尚だったが、八回にようやく左右の連打で初めてダウンを奪った。最後は立ち上がった挑戦者に左の一発を浴びせてふらつかせ、レフェリーが試合を止めた。

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