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「社会保障リテラシー」の獲得を 知識持ち使う力必要 大阪経済大経済学部長 森詩恵さん(49)=和泉市 /大阪

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森詩恵・大阪経済大経済学部長=大阪市東淀川区の大阪経済大で2021年11月26日午後5時30分、近藤諭撮影
森詩恵・大阪経済大経済学部長=大阪市東淀川区の大阪経済大で2021年11月26日午後5時30分、近藤諭撮影

 新型コロナウイルス禍で、非正規雇用の未婚女性など、社会的に弱い立場の人たちに不安が広がっている。こうした人たちが社会保障制度の知識に加えて、それらを使いこなす能力も合わせた「社会保障リテラシー」を獲得し、現在の働き方と将来のライフプランをつなげて考えられるようにすることが重要だと訴える。

 和泉市で祖父母らと3世代が同居する家庭で育ち、社会福祉に興味を持った。大阪市立大生活科学部に入学後、「制度を知っておけば祖父母の役に立つかも」と思い、当時は議論が活発だった介護保険を研究テーマに選んだ。

 ただ、介護保険を研究するほどに、現実とのギャップが見えてきた。「大学では支援者としてどうあるべきかを学んだが、実際の介護はお金と時間に縛られる」と感じた。介護サービスの中で必要なものだと思っても、その人の懐具合を見ながら選んで示し、受けてもらわなければならない。「足りない分は家族が負担することになるが、現実的には大変だ」と指摘する。

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