石綿労災・救済認定事業所 12月15日 厚労省公表

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 厚生労働省は15日、アスベスト(石綿)の健康被害で、2020年度に従業員が労災や石綿健康被害救済法に基づく認定を受けた事業所計910カ所(うち建設業511カ所)を公表した。「一人親方」(個人事業主)など、公表していない事業所も71カ所ある。厚労省や患者団体などが相談に応じている。

 疾病別では、肺がん350人(死者100人)▽中皮腫615人(同224人)▽石綿肺46人(同23人)▽良性石綿胸水22人(同7人)▽びまん性胸膜肥厚47人(同16人)。

 認定者と同じ事業所に勤めていた人が、中皮腫や肺がんなどの関連疾患を発症すると、労災認定される場合がある。工場などの周辺住民の被害が明らかになることで、企業による補償などの救済につながることもある。また、国の責任を認めた泉南石綿国家賠償請求訴訟の最高裁判決(14年)に基づき、製造業などの工場で1958年5月~71年4月に石綿を扱う作業をして労災認定されるか、じん肺所見があった人は、国から新たに賠償…

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