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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「原爆の図」本格修復へ 丸木美術館で発送作業 東松山 /埼玉

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発送作業をする原爆の図第1部「幽霊」=埼玉県東松山市の原爆の図丸木美術館で2021年12月16日、仲村隆撮影
発送作業をする原爆の図第1部「幽霊」=埼玉県東松山市の原爆の図丸木美術館で2021年12月16日、仲村隆撮影

 画家の丸木位里(いり)(1901~95年)・俊(とし)(1912~2000年)夫妻が原爆投下直後の惨劇を描いた「原爆の図」の修復のための発送作業が16日、作品を常設展示している「原爆の図丸木美術館」(東松山市)で行われた。修復される原爆の図第1部「幽霊」は発表から71年が経過し、虫食いなどの傷みが著しく、現在のびょうぶ絵として展示されるようになって初めての本格修復となるという。

 修復される幽霊は縦1・8メートル、横7・2メートルの作品で、原爆の熱線で焼けただれて垂れ下がった皮膚でさまよい歩く被爆者を描いている。原爆投下後に広島を訪れた夫妻が、被爆体験者の話を聞き、焼け野原を見た体験などを基に描いた15部のシリーズ作品の一つ。

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【広島・長崎原爆】

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