「前代未聞」町長選に5人名乗り 瀬戸内海の小さな町に何が

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土庄町長選の立候補予定者5人が登壇した公開討論会=香川県土庄町の町立公民館で2021年12月2日午後7時4分、西本紗保美撮影
土庄町長選の立候補予定者5人が登壇した公開討論会=香川県土庄町の町立公民館で2021年12月2日午後7時4分、西本紗保美撮影

 瀬戸内海に浮かぶ離島の小さな町に異変が起きている。町長のお金の問題をきっかけに議会が混乱し、26日投開票の町長選には現職を含む5人が名乗りを上げる事態に。一体どうしたというのか――。

波乱のきっかけは現職の自己破産

 政争の舞台は香川県土庄町(人口約1万3000人)。小豆島に二つある町の一つで、潮の満ち引きで砂の道が消えたり現れたりする「エンジェルロード」が全国的に知られ、島の玄関口の港には観光客が訪れる。周辺の豊島など3島も同町に含まれる。

 波乱のきっかけは2020年2月に起きた。三枝邦彦町長(63)が自己破産を申請したのだ。父から受け継ぎ13年まで社長を務めたホテルの連帯保証人になっており、建設費など約5億5000万円の借金が残っていた。町内の協同組合の連帯保証人にもなっていたが組合が破綻し、自己破産を決めた。三枝氏は町議会議長を経て13年の町長選で初当選し、17年は無投票で再選している。「金融機関にそんたくする町政になってはいけ…

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