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専門家「この1、2カ月が勝負だ」 オミクロン株市中感染に警鐘

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オミクロン株とデルタ株の特徴
オミクロン株とデルタ株の特徴

 国内で初めて濃厚接触者以外での感染が確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」。空港検疫などでも確認が相次いでおり、専門家は市中感染が既に起きているのではないかと疑う。オミクロン株は強い感染力や再感染のしやすさが国内外で報告されており、年末年始に向けて専門家は最大限の警鐘を鳴らしている。

水際対策限界 宿泊施設確保綱渡り

 「国内での感染者の第1号だが、水際対策での把握と市中感染の間のようなケースと言えるのではないか」。厚生労働省幹部は、米国から帰国した東京都内の20代女性の「オミクロン株」の感染確認を受け、こうつぶやいた。17日には濃厚接触者にあたる20代男性の感染も判明したが、この男性が発熱後の12日に多くの人が集まる場でサッカー観戦をしていたためだ。

 厚労省によると、これまでに検疫を含めて国内でオミクロン株の感染が確認されたのは17日に判明した14人を含めて計50人に上る。最初は11月30日に公表されたナミビアから入国した同国外交官の30代男性。その後もコンゴ民主共和国、モザンビークなどアフリカ諸国、米国、イタリア、ペルーなどから入国した人などの感染確認が相次ぐ。

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