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福島第1原発事故から10年。国内で初めての40年超原発の再稼働など新たな局面を迎える原発のさまざまな問題をリポートします。

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巨大蒸気発生器、処分は 県内に計33基 国内に処理可能施設なし /福井

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放射性廃棄物となった蒸気発生器の数
放射性廃棄物となった蒸気発生器の数

 国内にある商業用の11原発で計24基の廃炉が決まっている。2020年代半ば以降に、原子炉などの解体が本格化していくと資源エネルギー庁はみている。その中で、行方が注目されているのが、蒸気発生器などの大型機器だ。県内では既に廃炉以前に、劣化した蒸気発生器の交換が行われ、放射性廃棄物として保管されている。今後、廃炉が各地で進むと膨大な量となるが、どうなっていくのか。【大島秀利】

 蒸気発生器は、加圧水型の原子炉で温めた1次冷却水の熱を2次系の水に伝えて蒸気を生む熱交換器。長さ約20メートル、直径約4~4・5メートルと巨大な円筒形の金属で、重さは約300トンになる。高温、高圧の厳しい環境で使用されるため、内部にある伝熱細管などの劣化が進んでいる。美浜町の関西電力美浜原発2号機では1991年に細管が完全に破断し、93年7月から新品と交換された。関電によると、破断事故に至らない…

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