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果断猛進

岐阜工高、筑波大、東芝府中でフッカーとして活躍し、日本代表主将も務めた薫田真広さんが日本ラグビー界をリポート。

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果断猛進

完全アウェーの経験 23年ラグビー仏W杯へつなごう=薫田真広

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今秋からラブスカフニ(中央)が主将となった日本。大分でオーストラリアと接戦を演じたが、続く欧州遠征ではアイルランド、スコットランドに屈した=昭和電工ドーム大分で2021年10月23日、津村豊和撮影
今秋からラブスカフニ(中央)が主将となった日本。大分でオーストラリアと接戦を演じたが、続く欧州遠征ではアイルランド、スコットランドに屈した=昭和電工ドーム大分で2021年10月23日、津村豊和撮影

 ラグビー日本代表は今秋の活動を1勝3敗で終えた。「完全アウェー」の中で真剣勝負をする厳しさ、難しさを肌で感じられたことが何よりの財産だ。

足りない精神的な備え

 欧州遠征初戦のアイルランド戦(11月6日)で、リーチ・マイケル(BL東京)は「ラグビーに関して完璧な準備をして臨んだ」と語っていた。10月に大分でオーストラリアと接戦を演じた手応えもあったはずだ。ところが5―60の大敗に終わった。何が足りなかったのか。それは国を背負うプライド、感情などラグビー以外の部分だ。

 日本は、そういう気持ちが自分たちには「ある」という前提で試合に入っていたが、十分でなかった。2年前のワールドカップ(W杯)のようにジャパンの赤いジャージーを着たファンに後押しされてプレーするのと、完全なアウェーで戦うのは全く異なることを選手たちは痛感したはずだ。

痛感した敵地の洗礼

 ティア1(世界の強豪10カ国・地域)とアウェーで戦う難しさに…

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