北朝鮮、外交で見せた「大胆さと、計算の甘さ」 金正恩体制10年

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道下徳成・政策研究大学院大副学長=東京都千代田区で2017年8月、藤井太郎撮影
道下徳成・政策研究大学院大副学長=東京都千代田区で2017年8月、藤井太郎撮影

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が、権力を継承し軍最高司令官に就任してから30日で10年を迎える。世襲3代目の若きリーダーが率いたこの10年の統治をどう評価するか、専門家に聞いた。

道下徳成・政策研究大学院大副学長

 外交については大胆な攻めの姿勢の半面、同時に計算の甘さも見せた10年だった。核やミサイルの開発について、自ら写真や映像などの情報を積極的に出す点で明らかに金正日時代とスタイルは違うものの、2018年ごろまでは緊張を高めて交渉を引き出すという北朝鮮の伝統的な瀬戸際外交を堅実にしている印象だった。

 だが、その印象は19年のハノイ会談(米朝首脳会談)の失敗で大きく変わった。…

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