特集

大阪ビル放火

2021年12月17日、大阪市の繁華街「北新地」の雑居ビルで火災が発生し、容疑者を含む27人が死亡しました。

特集一覧

「生きていて」 患者の思い届かず 院長死亡確認 大阪ビル放火

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
放火事件があったクリニック(中央)=大阪市北区で2021年12月17日午前11時44分、藤井達也撮影
放火事件があったクリニック(中央)=大阪市北区で2021年12月17日午前11時44分、藤井達也撮影

 「先生、どうか生きていて」。患者たちの悲痛な思いは届かなかった。大阪市北区の雑居ビルで起きた放火殺人事件で19日、火元となったクリニックの院長、西沢弘太郎さん(49)の死亡が確認された。長年、精神科医として心の不調に悩む人々に向き合い、職場復帰を支えてきた西沢さん。「自分にとって大きな存在だった」。無事を祈っていた患者らは悲報に言葉を失った。

 知人らによると、西沢さんは埼玉医科大卒業後に近畿大医学部に勤務。奈良県内の民間病院で働いた後、2015年に大阪・北新地の一角に「西梅田こころとからだのクリニック」を開業した。JR大阪駅前で、平日は午後10時まで診療。西沢さんはクリニックのホームページに「都心部で夜間でも受診できるクリニックがあればと思った」とつづっていた。西沢さんは約600人の患者を診るかたわら、大阪府松原市内の心療内科にも顔を…

この記事は有料記事です。

残り511文字(全文884文字)

【大阪ビル放火】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集