地域支える町唯一の医師「一人一人と一生の付き合い」 京都・笠置

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乳幼児健診で子どもと母親を見守る伊左治友子さん。健診では子どもの歩き方や小さな仕草にも目を配り、病気や障害を抱えていないかを診ているという。「早く見つけられれば、早く対処できる。健康はみんなの幸せ」と話した=京都府笠置町で2021年7月30日、山崎一輝撮影
乳幼児健診で子どもと母親を見守る伊左治友子さん。健診では子どもの歩き方や小さな仕草にも目を配り、病気や障害を抱えていないかを診ているという。「早く見つけられれば、早く対処できる。健康はみんなの幸せ」と話した=京都府笠置町で2021年7月30日、山崎一輝撮影

 京都府最南端に位置し、約620世帯約1200人が暮らす府内最少の市町村・笠置町。2020年国勢調査によると65歳以上の高齢者が52・8%を占めるなど、少子高齢化と過疎化が進む。新型コロナウイルス禍で、そんな町の医療体制を中心となって支えているのは町で唯一の医師、伊左治友子さん(64)。「患者さんにとって医師は私一人。私も何百人のうちの1人の患者さんとは思わず、一人一人と信頼関係を築くことを心掛けている」と日々、奔走している。

 医師だった義母が故郷の笠置町で戦前、同じく医師の義父と共に「伊左治医院」を開業。伊左治さんは大阪や京都の病院で勤務医をする傍ら、医院を手伝った。その後、医院が義理の両親の体調問題で休院を余儀なくされるようになり、「笠置を『医師ゼロ』にするわけにはいかない」と後を継いだ。

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