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温暖化の影響か、日本海の異変

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日本海の異変
日本海の異変

 海洋学者らが「地球温暖化の影響でないと説明できない」と指摘する現象が日本海で確認されている。大洋に似た特性を持ち、温暖化の影響が先行するとして「炭鉱のカナリア的存在」と言われる日本海で、今何が起きているのか。

 ●南ほど水温上昇

 日本海全域では、水温や塩分の濃度を観測するブイ約200基が海中を自動で浮き沈みしている。海の変化の全体像を把握するための国際プロジェクト「アルゴ計画」の一環だ。

 深層の水温や流速を研究する九州大の千手(せんじゅ)智晴准教授(海洋物理学)は2020年2月、ブイから送られてきた水温データを解析し驚いた。海域を四つに分け、01~19年の年ごとの推移を見ると、水深500メートルでは0・3~1・1度上昇していた。「興味深いのは全海域で上昇率が一定でないこと」(千手准教授)。南の海域で特に上昇率が高く、水深400メートルでも同じ傾向だった。

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