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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「黒い雨」救済対象に白内障手術歴 厚労省検討、週内にも改定案

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」被害の救済拡大を巡り、厚生労働省は救済の対象とする「一定の疾病」に「白内障の手術歴」を含める方向で検討していることが分かった。80歳以上の高齢者の多くは白内障を患っており、幅広い救済につなげる狙いがある。厚労省は週内にも広島県・市、長崎県・市との5者協議で被爆者認定指針の改定案を示す。

 黒い雨を浴びた原告84人全員を被爆者と認めた7月の広島高裁判決を受けた指針改定で、厚労省は認定要件の一つとして「一定の疾病に罹患(りかん)していること」を挙げた。「一定の疾病」は、黒い雨の援護区域にいた人が罹患すれば被爆者健康手帳が交付されるがんなど11種類とする方針だった。

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【広島・長崎原爆】

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