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犯罪被害者や遺族支援 加害者逃げ得許せん 弁護士 奥村昌裕さん(50)=大阪市中央区 /大阪

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「国が守ってくれないことを被害者になって初めて分かったと、被害者の方は言う。なんとかしなければいけない」と語る奥村昌裕弁護士=大阪市内で2021年12月9日午後5時39分、芝村侑美撮影
「国が守ってくれないことを被害者になって初めて分かったと、被害者の方は言う。なんとかしなければいけない」と語る奥村昌裕弁護士=大阪市内で2021年12月9日午後5時39分、芝村侑美撮影

 「犯罪被害者に対する国の支援は不十分。社会の意識を変えていかないと」。弁護士として、犯罪の被害者や遺族を支える活動に力を注いでいる。

 弁護士の仕事を選んだ原点は、和解を成立させた薬害エイズ訴訟の弁護団の講演を聞いて「被害者の力になれるすごい仕事だ」と感激したこと。大阪弁護士会に登録した2005年は「クボタショック」でアスベスト(石綿)被害が大きく取り上げられた年だったこともあり、弁護団に所属して被害者や遺族の話を聞いた。

 10年からは毎年、多くの犯罪被害者や遺族と向き合ってきた。理不尽に妻の命を奪われた夫、一方的な暴力によって子どもを亡くした親――。裁判では、被害者参加制度を使い、被害者側が意見陳述をする機会がある。だが当日になっても「できないかも」と不安な気持ちになり、弁護士に代読を頼むかどうか決めきれない被害者もいる。そういう場合は本人の意思を尊重しつつも、自分で話す方がいいとアドバイスするようにしている。泣…

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