父ブッシュ氏、日本側に自衛隊派遣要請 湾岸危機で 外交文書公開

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外務省が一般公開した外交文書
外務省が一般公開した外交文書

 外務省は22日、外交文書18冊、7300ページ超を一般公開した。1990年3月の日米首脳会談や、湾岸危機の発生後の同年9月に実施された日米首脳会談に関する文書が柱。

 90年8月の湾岸危機の際、ブッシュ(父)米大統領が海部俊樹首相に対し、自衛隊による米軍の後方支援を求めていた。米大統領が自衛隊派遣を働き掛けた事実は公表されていなかった。海部政権がその代替策として実施した130億ドルの財政支援の大半は、米国の要求通りで日本自らの積算根拠がなかった。

 90年9月29日の日米首脳会談を記録した極秘公電によると、ブッシュ氏は多国籍軍の対イラク攻撃を念頭に「日本がFORCES(自衛隊)を参加させる方途を検討中と承知している。有益であり、世界から評価される」と首相に伝達。中東への自衛隊派遣を求めた。首相は武力行使を禁じた憲法9条を守る必要があるとの認識を示す一方、「汗を流す協力をしたい」と強調。ブッシュ氏への明確な回答を避けつつ、日本の立場に理解を求…

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