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大阪ビル放火

2021年12月17日、大阪市の繁華街「北新地」の雑居ビルで火災が発生し、26人が死亡しました。

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別れた家族道連れに無理心中計画の過去 大阪ビル放火との類似点

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谷本盛雄容疑者は事件の約1カ月前から滞在していた民家(手前)で、「大量殺人」の計画を練っていたとされる=大阪市西淀川区で2021年12月22日午後3時5分、藤井達也撮影
谷本盛雄容疑者は事件の約1カ月前から滞在していた民家(手前)で、「大量殺人」の計画を練っていたとされる=大阪市西淀川区で2021年12月22日午後3時5分、藤井達也撮影

 社会に衝撃を与えた大阪市北区の放火殺人事件は25人の命を奪った。職場復帰を目指す患者らを熱心に支援してきたクリニック。事件で翻弄(ほんろう)された人たちの苦悩を描く。

 「辞めさせてくれ。他にやりたいことがあるんや」

 谷本盛雄容疑者(61)が、勤務先だった板金工場の社長(78)に突然退職を申し出たのは13年前の2008年夏だ。

 この頃、谷本容疑者は社長に夫婦で離婚話が持ち上がっていることを漏らしていた。「迷うとんねん」。将来を左右する選択に悩み、無断欠勤も増えていた。

 社長は今も家庭問題と退職が関係していたのか分からない。ただ、谷本容疑者は退職の約2カ月後、約20年連れ添った伴侶と離婚。息子とも離ればなれになった。離婚を機に人生の歯車が大きく狂い出した。

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【大阪ビル放火】

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