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全国高校駅伝2021

2021年12月26日に京都市で開かれる男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会のページです。

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全国高校駅伝 “熱く”支える私たち

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京都府警交通機動隊白バイ隊の(後列左から)水嶋慶太巡査長、谷口幸一巡査長と(前列左から)土井夏実巡査、服部優子巡査部長=京都市上京区で2021年12月9日午前10時37分、千金良航太郎撮影 拡大
京都府警交通機動隊白バイ隊の(後列左から)水嶋慶太巡査長、谷口幸一巡査長と(前列左から)土井夏実巡査、服部優子巡査部長=京都市上京区で2021年12月9日午前10時37分、千金良航太郎撮影

 全国高校駅伝が26日、京都市内で開催される。新型コロナウイルスの感染防止のため、今大会も沿道での応援自粛が呼び掛けられるなど、都大路のいつもの風景は変わった。ただ、選手たちに最高のレースをしてもらいたいという、関係者の熱い思いは変わらない。

「勝ちにいく」構図、光で表現 ポスター原画 亀岡高2年 沢田歌月さん

ポスターの原画を制作した、京都府立亀岡高2年の沢田歌月さん=同府亀岡市で2021年12月16日午後4時47分、中島怜子撮影 拡大
ポスターの原画を制作した、京都府立亀岡高2年の沢田歌月さん=同府亀岡市で2021年12月16日午後4時47分、中島怜子撮影

 京都市内のバス停留所などに掲示される大会のポスターやプログラムの表紙の原画には、京都府立亀岡高(同府亀岡市)の美術・工芸専攻2年、沢田歌月(かづき)さん(17)の作品が選ばれた。同校の生徒の作品が採用されるのは6年連続となる。

 原画を描き始めるにあたって大会の映像を見た時、特に印象的だった、たすきを受け取った選手が背中を押されて駆け出す場面を描いた。たすきだけでなく、背中と手でも何かがつながれていくように感じたという。

 「最後に背中を押し出す手が力強かった。走り終えた選手たちは、あんなにへとへとで疲れ切っているのに」。選手の前方から光が差し込む構図は「勝ちにいく」という意味を込めた。制作期間は3日ほどで、主にアクリル絵の具で描いた。

 都大路を走る選手らと同じく、沢田さんも高校生。「あの舞台で走る選手は、きっとものすごく努力をしているはず。年の近い人たちだが、私には考えられない」と思いをはせる。26日の大会当日は、テレビなどで観戦する予定だ。【中島怜子】

活躍の瞬間、正確に刻む シチズンTIC

車の上に設置したタイマーの動きを確かめるシチズンTICのスタッフら=京都市右京区の西京極総合運動公園で2021年12月23日午後1時27分、中島怜子撮影 拡大
車の上に設置したタイマーの動きを確かめるシチズンTICのスタッフら=京都市右京区の西京極総合運動公園で2021年12月23日午後1時27分、中島怜子撮影

 レース中の時間経過を選手らに伝えるタイマー車の取り付け作業が23日、たけびしスタジアム京都(京都市右京区)周辺であった。駅伝やマラソンの計測機器を手がける「シチズンTIC」のスタッフらが位置を調整しながら、車の上にタイマーを取り付けた。

 レースでは、中継地点で経過時間を伝えるタイマー車2台を含め、計8台のタイマーを使用。いずれも全地球測位システム(GPS)が搭載され、レース開始時刻になると一斉にカウントを始める。スタッフらはタイマーの数字に抜けている部分がないか、正しく動くかなどを確認した。

 また、選手がマット上を通過した時間を記録する機器の動きも点検。ゼッケンの裏側に取り付けられたチップが、中継地点やフィニッシュ地点に敷かれたセンサーマットに近づくと反応する仕組みだ。

 点検は大会当日の朝まで毎日行うという。シチズンTIC営業企画部の加瀬尚希さん(50)は「選手の皆さんには区間賞や優勝など、何か記録に残るような活躍をしてもらえれば」と健闘を祈った。【中島怜子】

走路確保し選手を守る 京都府警白バイ隊

 都大路で選手たちを先導するのは、京都府警交通機動隊白バイ隊の4人。高校駅伝での先導は全員初めてという。

 男子を担当するのは水嶋慶太巡査長(32)と谷口幸一巡査長(30)。元高校球児の水嶋さんは「高校で3年間野球に打ち込んだので、選手たちが強い思いで競技に臨んでいると分かる。選手たちが事故に遭わないよう走路確保に努めたい」と決意する。関西学生対校駅伝競走大会で先導を務めたことがあるという谷口さんは「走路では、予期せぬトラブルが起きることもある。臨機応変に対応し、選手を無事フィニッシュへ導きたい」と誓った。

 女子は服部優子巡査部長(29)と土井夏実巡査(30)が担当する。服部さんは大役に緊張しているというが、「先導の役目を任されて光栄。選手たちがいつも以上に力を発揮できるようにしたい」と力を込める。土井さんは「選手が後ろに付いている感覚をつかむのが難しい」と明かしながらも「駅伝の先導は、やはり花形。自分が選ばれたことを報告すると親も喜んでくれた」と笑顔を見せた。【千金良航太郎】

安全に本番を 冷静にチェック 陸自福知山駐屯地

大会当日、車両で選手たちに伴走する予定の陸上自衛隊福知山駐屯地の隊員=京都市右京区で2021年12月24日午後0時3分、千金良航太郎撮影 拡大
大会当日、車両で選手たちに伴走する予定の陸上自衛隊福知山駐屯地の隊員=京都市右京区で2021年12月24日午後0時3分、千金良航太郎撮影

 陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府福知山市)は大会運営を支援するため、隊員24人と車両12台を派遣した。隊員たちは24日、西京極総合運動公園(京都市右京区)に到着。必要な資材を運搬したほか、本番のコースを車で試走し、安全が確保されているかなどをチェックした。

 大会当日、車両を運転して選手たちに伴走する予定の福田樹(たつき)3等陸曹(23)は滋賀県出身。高校時代は陸上部に所属し、高校駅伝の県予選で1区を2回走ったこともあるという。

 今回初めて運営に携わるという福田さんは「高校時代は都大路を目指していたので、関われてうれしい」と笑みを浮かべる。「選手たちを見て、駅伝を走っていた頃の熱い気持ちを思い出した。しかし、当日は落ち着いて安全運転に努めたい」と気を引き締めていた。【千金良航太郎】

【全国高校駅伝2021】

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