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あまり知られていない観光スポットや地元で人気の食べ物を、現地で勤務する支局長が紹介。47都道府県を巡ります。

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秘密のグルメ 佐賀県 「小城市・コイのあらい」 清流育ち、ぷりぷり タレント・優木まおみさん

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コイを料理する=佐賀県小城市のコイ料理店「白滝」で、同店など提供 拡大
コイを料理する=佐賀県小城市のコイ料理店「白滝」で、同店など提供

 佐賀市の西に隣接する小城(おぎ)市のコイのあらい(刺し身)が大好きです。独特のにおいのする川魚もありますが、この料理は臭みもまったくなく、とてもおいしい。キャベツと氷の上にあらいが盛り付けてあり、酢みそをつけてキャベツと一緒に食べます。味も食感もいい。刺し身にしたコイのアラはおみそ汁になります。このおみそ汁だけでも小城に食べに行く価値はあると思います。

清流に1カ月以上さらされたコイは臭みもなくなる=小城市観光協会提供 拡大
清流に1カ月以上さらされたコイは臭みもなくなる=小城市観光協会提供

 私の父母は今も佐賀市で中華料理店を営んでいます。その父は刺し身が苦手ですが、コイのあらいだけは「おいしい」と喜んで食べます。酢みそで食べるからかもしれませんが、父が唯一おいしく食べることができる刺し身でもあります。

 コイ料理を提供するお店は小城市の清水地区などにあります。名水百選にもなった清水川が流れ、そのきれいな水でコイは育てられているから、臭みもまったくないのでしょう。地区にある寺院の参詣者に夕食を提供するために考えられた料理だそうで、上流にある清水の滝の近くにはコイ料理店が8軒並んでいます。

コイ料理店の近くにある高さ約75メートルの清水の滝=中山裕司撮影 拡大
コイ料理店の近くにある高さ約75メートルの清水の滝=中山裕司撮影

 私が幼いころは、父や私たちの誕生日など少しだけ特別な日に行く場所でした。お店に入ると畳の個室に通され、店員さんがあいさつに来てくれる。そしてお待ちかねのコイのあらいのコース料理を家族みんなで楽しんで食べる。私の思い出がつまった料理であり、地域に根づいた料理でもあります。【聞き手=佐賀支局長・中山裕司】


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 ■人物略歴

優木まおみ(ゆうき・まおみ)さん

 1980年生まれ、佐賀市出身。佐賀県立致遠館高校時代は生徒会長を務めた。東京学芸大卒。日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」などに出演するほか、女性誌のモデルでも活躍。女児2人の母。

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