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全国高校駅伝2021

2021年12月26日に京都市で開かれる男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会のページです。

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全国高校駅伝

女子・大阪薫英2位 男子・清風32位 /大阪

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フィニッシュする大阪薫英女学院の水本佳菜選手(左)と神村学園のカリバ・カロライン選手=たけびしスタジアム京都で、望月亮一撮影 拡大
フィニッシュする大阪薫英女学院の水本佳菜選手(左)と神村学園のカリバ・カロライン選手=たけびしスタジアム京都で、望月亮一撮影

 26日に京都市で開かれた男子第72回・女子第33回全国高校駅伝競走大会で、16年連続16回目出場の女子・大阪薫英女学院(摂津市)は1時間8分23秒の2位でフィニッシュ。4年ぶりのベスト3入りを果たした。また、13年ぶり35回目出場の男子・清風(大阪市天王寺区)は、序盤に思う展開に持ち込めなかったものの徐々に順位を上げ、2時間8分51秒で32位だった。【山口一朗】

女子 大阪薫英2位 デッドヒート制し笑顔爆発

 安田功監督が「考えられる一番いいオーダー」で臨んだ大阪薫英女学院。都大路のコースの起伏に対する各選手の対応力や、選手自身の希望を踏まえた。

 「後半で勝負するためのポイント」と安田監督が位置づけた1区(6キロ)は、府予選でアンカーを務めた西沢茉鈴(まりん)選手(2年)が担当した。「冷静に粘り強く走ろう」と、先頭を独走した仙台育英(宮城)に続く2位争いを展開。「最後は足に力が入らなかった」というが、粘って5位でタスキをつないだ。

 この日の京都は朝から小雪がちらつく天候。2区(4・0975キロ)の藪谷奈瑠選手(2年)は「体を冷やさないように」と準備した。4位争いを続け、「前との差を少しでも小さく」と心に決め、5位を保った。

 3区(3キロ)は石黒碧海(あおみ)選手(2年)が「1秒でも速くタスキをつなごう」と前半から積極的なラン。「残り800メートルの登りで力を出そう」。懸命に腕を振り、一時4位に浮上する好走で、5位をキープした。

 4区(3キロ)は、唯一の3年生走者となった明貝菜乃羽(みょうかいなのは)選手。前回も4区を走って区間2位だった明貝選手は「昨年は前半の上りで飛ばしすぎた。きょうは落ち着いて上りに入って、下りでスピードを上げよう」と堅実に走り、3人抜いて2位に浮上、自身も区間賞を獲得した。

 5区(5キロ)は府予選で1区を走ったエース水本佳菜選手(2年)。最後は神村学園(鹿児島)とのデッドヒートになったが、「残り100メートルでいけると思った」とスパート。抜き去って笑顔でフィニッシュした。

 12人の部員をまとめた柳井桜子主将(3年)は「全員が戦力だと考えて優勝を目指した。1、2年生の力が強いから、来年は優勝を狙えると思う。悔いなく終われた」と語った。

 2017年世界選手権代表の松田瑞生選手(ダイハツ)や、今年の東京オリンピック代表、前田穂南選手(天満屋)らトップランナーを輩出する薫英。安田監督は「選手たちは頑張ったと思う。松田や前田のように卒業後も息の長い選手になれるようにと基礎作りをしている。意識の高い選手が集まり、優勝を目指し頑張っていければ」と語った。

男子 清風32位 4区、8人抜きの追い上げ

フィニッシュする清風の奥野達選手=たけびしスタジアム京都で、望月亮一撮影 拡大
フィニッシュする清風の奥野達選手=たけびしスタジアム京都で、望月亮一撮影

 大会前、清風の斎藤直監督は「選手たちには何より都大路を楽しんでもらいたい」と話したが、この日の京都の風と雪、そして13年ぶり出場の見えないプレッシャーが、選手たちに立ちはだかったのかもしれない。

 1区(10キロ)は田中裕一朗選手(3年)が「先頭集団についていこう」と走った。だが、強風と雪が容赦なく襲いかかる。加えて全国のトップ走者が集う「花の1区」のスピードは想像以上だった。44位で2区(3キロ)の林祐正選手(2年)にタスキをつないだ。

 距離が短く、順位変動の少ない2区だが、林選手は「最初の1キロを飛ばそう」と決めた。後半、足の動きが鈍ったというが、順位を一つ上げた。3区(8・1075キロ)の鳥井健太選手(2年)も追い上げる。「上り坂はピッチを上げて走ろう」と、細かい歩幅で走りきり、さらに二つ順位をアップ。4区(8・0875キロ)の藤本進次郎選手(3年)は「稼げる下り坂で稼ごう」と大きな走りを見せ、8人抜きで33位まで上げた。

 5区(3キロ)の原口照規選手(3年)は「上りのコースでじわじわと詰めよう」と考えた。20秒程度の差があった前の二人を抜く。「寒くて、しんどかった。でも、最低限の役割は果たせた」と胸を張った。6区(5キロ)の畑山陽星選手(3年)は「実力を出したら、結果はついてくる」と信じて走ったが、体が思うように動かない。「太刀打ちできなかった。大学でも陸上を続け、悔しさを晴らしたい」と前を見据えた。

 7区(5キロ)の奥野達主将(3年)は今年の全国高校総体5000メートル競歩で4位の実力者。駅伝はラストランとなる奥野主将は「つないでくれたタスキを必ず持って帰ろう」と走り、順位を四つ上げた。「楽しんでできた」と笑顔を見せたキャプテンは「次は(競歩で)パリオリンピックを目指したい」と話した。

【全国高校駅伝2021】

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