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全国高校駅伝2021

2021年12月26日に京都市で開かれる男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会のページです。

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ともに走る・西京駅伝部を支える人たち

全国高校駅伝/下 「第2の監督」と慕われ /山口

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2年前の全国高校駅伝競走大会県予選会で沿道から西京の選手に声援を送る山本貴司さん=本人提供
2年前の全国高校駅伝競走大会県予選会で沿道から西京の選手に声援を送る山本貴司さん=本人提供

 26日開催の全国高校駅伝競走大会で、都大路を懸命に走る西京の選手たちに山本貴司さん(66)は現地で熱い視線を送った。かつて男子駅伝部長や同校校長を歴任し、退職後も同部を献身的に支え続け、選手から「第2の監督」と慕われている存在だ。

 山本さんは、J2レノファ山口の母体となった県サッカー教員団で3度国体に出場し、1990年から16年間、同チームの監督を務めた元サッカープレーヤーだ。駅伝との出会いは、商業教員として西京に勤めていた99年。懇意にしていた男子駅伝部の監督に部長への就任を打診され、初めて陸上の世界へ。ただタイムを競うだけではない駅伝の奥深さに触れるうちに「すっかりと駅伝の面白さにハマってしまった」と振り返る。

 2015年に退職した後も、駅伝部の「総監督」としてチームを支え続ける。空いた時間を見つけてはグラウンドを訪れて選手の様子をチェックし、県内の主要な大会への帯同はもちろん、県外の大会へは自らマイクロバスを運転して選手らを運ぶ。監督が不在の大会で代わりにチームを率いたこともあった。

 親しみやすい人柄で選手や監督からの信頼も絶大だ。女子の田辺真奈主将(3年)は「一緒にいて元気をもらう」、男子の二宮啓監督(46)は「人と人をつなぐのがうまい方。チーム西京を形づくっていく存在だ」と頼りにする。

 今年の都大路でも、大会3日前に選手らと共に京都に入り、試走や練習に付き添ってチームを支え続けた。ついに迎えた大会当日、西京は男女とも無事に最後までたすきをつなぎ、アンカーが笑顔で競技場へと戻ってきた。「タイムや順位ではない。都大路を走ったことを人生で忘れないでほしい」。山本さんは万感の思いで語ると、また来年も、チームとともに都大路に戻ってくることを誓った。【森紗和子】

〔山口版〕

【全国高校駅伝2021】

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