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2022年の私立・国立中の受験者数が首都圏で過去最多に。少子化が進む中、受験熱は地方にも広がっています。

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コロナ禍でも増加傾向の中学受験 ICT活用で公立校と差

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中学受験の動向について語る栄光ゼミナールの藤田利通さん
中学受験の動向について語る栄光ゼミナールの藤田利通さん

 <受験のトビラ juken no tobira>

 年が明けると、本格的な中学受験シーズンに入る。首都圏では、小学6年生の5人に1人が受験するようになった。約230教室を展開する学習塾大手「栄光ゼミナール」の中学受験責任者、藤田利通さんに受験動向を聞いた。【聞き手・千脇康平】

 <首都圏で中学入試の受験者数は2008年のリーマン・ショック以降に下降線をたどった後、前回入試まで6年連続で増えている。栄光ゼミナールによると、私立・国立中学に推計5万1800人が挑み、底を打った14年度実施の入試から1割以上増えた>

 要因の一つは15年度実施の入試から始まった大規模大学における入学定員の厳格化です。合格者数が絞られたことで競争が激化し、将来の確実な大学進学を見据え、中学受験でも大学付属校の人気が高まりました。さらに前回の大学入試から大学入学共通テストが導入されたり、入試改革を巡る一連の混乱があったりして、保護者の不安に拍車をかけたことも影響したようです。

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