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東京オリンピック・パラリンピック後、アスリートはパリを見据える。若さで駆け上がる者、挫折から立ち上がる者、背景はそれぞれだが、高みを目指す思いは変わらない。
「超攻撃型」負け知らず
◆藤波朱理(あかり)(18) レスリング=三重・いなべ総合学園高
すらりとした長い腕、軽快なステップからの力強いタックル。あどけない表情の下には「世界一」の強さが隠されている。
2021年10月、初めて挑んだ世界選手権(オスロ)で躍動した。決勝までの4試合で1ポイントも与えず、全てテクニカルフォール勝ち。五輪4連覇の伊調馨や東京オリンピック金メダルの須崎優衣らと並ぶ高校生チャンピオンに輝いた。「いつも通りやったら、結果が付いてきた。別に狙っていたわけではない」。淡々と答える姿は往年の五輪女王らに重なる。
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