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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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あした元気になあれ

コロナとユーチューバー=小国綾子

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渡辺雄介医師=東京都港区の山王病院で2019年1月9日、木村滋撮影
渡辺雄介医師=東京都港区の山王病院で2019年1月9日、木村滋撮影

 趣味の合唱をしていて声帯の不調を感じたので、久しぶりに専門医を訪ねた。内視鏡で診てもらったら持病の逆流性食道炎が悪化し、声帯の周りが赤く腫れ、それが原因で声帯結節ができていた。

 逆流性食道炎が誘因の声帯トラブルは、歌っている人の間では珍しくないそうだ。歌うためには腹圧の支えが必要だけれど、腹圧を鍛えると胃酸の逆流も生じやすくなるらしい。ショックだった。声帯に負担をかけないよう体を使った歌い方を心がけていたのに、かえって逆流性食道炎という伏兵に足をすくわれるなんて……。

 それでも病気になれば、そこにネタを探すのが新聞記者というもの。「コロナ禍で、音声障害でやってくる患者さんの層に変化はありましたか?」とついつい、病室で取材を始めてしまった。

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