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代打の神様・ヤクルト川端慎吾 謎の腰痛を「最後の希望」で克服

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契約更改の記者会見で、打席に入る時の両腕を広げるポーズを取るヤクルト・川端慎吾=東京都港区のヤクルト球団事務所で(代表撮影)
契約更改の記者会見で、打席に入る時の両腕を広げるポーズを取るヤクルト・川端慎吾=東京都港区のヤクルト球団事務所で(代表撮影)

 復活のシーズンだった。プロ野球・ヤクルトの川端慎吾内野手(34)は今季、代打で30安打をマークし、日本シリーズ第6戦では決勝打でチームを20年ぶりの日本一に導いた。16年目のベテランは歓喜の輪の中で人目をはばからず涙を流した。かつて首位打者に輝いたヒットメーカーも故障でどん底を経験。そこからはい上がり、再び高みに立った。川端の再起には2人の人物の支えがあった。

先の見えない3年間

 詰まった打球が遊撃手と左翼手の間に落ちた。二塁走者の生還を見届けると一塁上で右腕を突き上げ、笑みを浮かべた。11月27日に神戸市であった日本シリーズ第6戦。川端は延長十二回2死二塁で決勝の適時打を放った。しぶとい当たりは「代打の神様」の真骨頂。「家族や手術してくれた先生、支えてくれた人がたくさんいた。いろんな人に感謝を伝えたい」と思いを巡らせた。

 川端は市和歌山商(現市和歌山)高から2006年に高校生ドラフト3巡目でヤクルトに入団した。11年にレギュラーに定着し、14年から3年連続で打率3割をマーク。15年には打率3割3分6厘、195安打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、チームの14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 暗転したのは17年2月。沖縄での春季キャンプ中に椎間板(ついかんばん)ヘルニアを発症した。状態が良くならなかったため8月に手術を受けた。この年はプロ入り後初めて1軍出場がないままシーズンを終え、リハビリに明け暮れた。

 18年は開幕スタメンに名を連ね、97試合に出場した。一方で腰の痛みはなかなか取れなかった。椎間板ヘルニアは完治していたが、「原因不明」の腰痛に悩まされ続けていた。「どうしたらいいか分からない状況だった」

 救いの手を差し伸べてくれたのは…

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